■就労支援基礎セミナー

「就労支援基礎セミナー」(旧「地方セミナー」)は、基礎課程と実践課程からなる2日間のパッケージ。
 1日目は基礎課程。障害者雇用の現状と課題、就労支援のプロセスなど「就労支援総論」を押さえた後、就労支援のプロセスに沿って「アセスメントからジョブマッチング」「職場での集中支援」「フォローアップ」と続く合計4つの講義で、就労支援に関する基礎的な知識やスキルを身につけます。
 2日目は実践課程。「面談による基礎情報の収集」「作業場面の行動観察」「わかりやすく教える技術」などのテーマから2つ程度選択。講義だけでなくロールプレイやグループワークなどを交えた演習形式で、「障害のある人や企業の立場に立つ」というポイントに沿って実践的なスキルを身につけます。

就労支援基礎セミナー

■発達障害就労支援セミナー

 発達障害などの認知機能に障害のある人の就労ニーズに対して、「職業的課題の背景にある認知機能の特性を理解すること」や自己認識を促し課題共有をしていくための「適切なフィードバックの方法」によるアプローチが必要と考えます。
 JC-NETでは約5年前から研修パッケージの開発に着手して、試行錯誤を重ねながらプログラムをまとめて、2018年から、公益財団法人キリン福祉財団助成事業「JC-NET発達障害就労支援セミナー」を開催しています。
 セミナーの構成は、基礎課程として「発達障害者の職業的課題」「発達障害の認知特性」等の講義を4単元、実践課程として「作業遂行場面のアセスメント」等の講義と演習をセットとして2単元行います。
 2018年には横浜市他3か所で計394人、2019年には熊本市他3か所で計425人の参加がありました。
 今後も内容等をブラッシュアップしながら、支援者のスキルアップに寄与していきたいと思います。

発達障害就労支援セミナー1

発達障害就労支援セミナー2